【新築 トイレを選ぶ】「タンクレストイレは災害時に使えない」は本当か? Panasonic アラウーノSがお手頃?
家を新築するにあたり、キッチン、風呂、トイレは「決め所TOP3」になるのではないでしょうか。
お風呂の決め手については以下の記事にまとめています。
miyagi-house-kosodate.hatenablog.com
今回はトイレを決めてきました。
流行りのタンクレストイレは見た目がスマートなデザインで、人気がありますし、採用したいです。
一方で、タンクレストイレはその名の通り、水を貯めるタンクがないため、
「断水が起こった場合にはトイレを使用することが出来なくなる」
というまことしやかな噂も耳にします。
本当のところはどうなんでしょうか。。
今回はトイレを決める過程で知ったこと、考えたことをまとめたいと思います。
結論としては、清掃性と価格を優先してタンクレスの「Panasonic アラウーノS」にしました。
タンクレスでも、断水、停電時でも問題なく使用出来る機種がほとんどですので、ウワサに惑わされず、メーカーによく確認して選定しましょう!
日本のトイレの状況
トイレを扱っている大手メーカーといえば、TOTO、リクシル、Panasonicになると思います。
Takaraスタンダードも扱っていましたが、主力商品ではないという感じでした。
TOTO、リクシル、Panasonicのトイレ大手3社はいずれもタンクレストイレを扱っています。
タンクレストイレのウワサ
タンクレストイレは断水時に使えなくなる?
「タンクレストイレは水を貯めるタンクがないから、断水になったらトイレが使えなくなる」
こんなウワサを聞いたことがないでしょうか。
これは、間違いです。
おそらく、タンクレストイレが発売された頃はそのような状態であったかもしれないですが、現在はほぼ全ての機種で、タンクレスであったも、断水時にトイレを使用することができます。
タンクレスであっても、バケツに汲んだ4-5Lの水を便器の中に流せば、トイレを流すことが可能です。
タンクの高さまでバケツを持ち上げなくてもいいことを考えるとむしろ楽ですね!
TOTOとリクシルのタンクレスは、よく出来ていて、バケツに汲んだ水を流すだけでオッケーです。
Panasonicのトイレは、少し手動操作が必要です。
カバーを外して、ハンドルを回すという作業です。
その後で水を便器に流して便器内に水を貯めます。
ハンドルを回す操作ができない場合には、4-5Lのバケツの水を便器内に2回入れることで汚物を排出できるとのことです。
(断水したときには水が貴重ですから、一回のトイレで8Lの水を使用するより、1回で流せるようにハンドルを使用することになるんだと思います。)
停電時には水が流れない?
停電時も問題ないです。
バケツに水を汲んで、流すだけです。
Panasonicは乾電池で動かすことも可能のようです。
タンク式トイレの場合には、停電のみの場合には普通に使用できることを考えるとタンクレスは少し面倒かもしれないですね。
それでも、断水・停電する頻度を考えれば、問題なく使用できるのであれば、少しの手間は気にならないかもしれません。
タンクレストイレのメリット
私が考えるタンクレストイレのメリットは、
・見た目がスッキリきれい
・タンクと便座の間の隙間がなく、手入れがしやすい
上記の2点ではないでしょうか。
見た目は、タンクがない分、高さも奥行きも圧迫感がなくなって、トイレの空間が広く感じます。
このすっきりとした見た目からタンクレスを選ぶ方も多いと思います。
また、トイレ掃除を真剣にやってみるとわかるのですが、タンクと便器の隙間にはたくさんのホコリなどの汚れが溜まっています。
手が届きづらく、頑張っていると顔と便器の距離が限りなく危なくなってしまうこともあります。
清掃性という点でもタンクレスに軍配があがると思います。
タンクレストイレのデメリット
一方、タンクレストイレのデメリットは、
・値段が高め
・水圧が低いと使用できない機種もある
と思います。
タンクレストイレは値段がやや高めになる傾向
タンク式トイレと比較すると、やや高くなる傾向にあります。
例えば、TOTOさんのホームページを見ると
タンク式の場合(ピュアレストEX)、定価で約26万円〜
タンクレスの場合(ネオレスト)、定価で約40万円〜
(ただし、定価なので、ここからハウスメーカー・工務店割引が入ります。)
もっと安いタンクレストイレもありますが、タンク式との差は数万〜数十万くらいあります。
水圧が低いと使用できない(2階への設置や高台に家を建てる場合)
巷で言われているウワサのうち、これは本当のようです。
実際に、リクシルの一部製品では、他の製品より高い水圧を必要とする機種があります。
タンク式はタンクに貯めた水を「落とす」ようにして流すので、水道の水圧は関係ないのですが、タンクレスは水道管がタンクを介さずにトイレに接続されているので、水道出口の水圧が低いと問題になるようです。
水道管を1階から2階へ配管する場合、高さの分だけ2階の水道出口の水圧は低くなります。
また、高台の土地に家を建てる場合には、低地にある水道管の本管から各家庭に水道管を引っ張ってくるような形式になっていると、水道の水圧が低くなってしまう可能性があるようです。
規定の水圧より低い場合、水がうまく流れない、汚物を流しきれないというトラブルが起こるようです。
タンクレストイレを選ぶときには2階への設置が問題ないか、自分の住宅に設置可能か確認した方が良さそうです。
我が家はTOTOかPanasonicかで検討
それぞれの会社の製品の大まかな特徴
たぶん、いろいろ細かく言えばいろいろ機能とか性能があるんでしょうけど、ここではざっくり行かせていただきます。
TOTO
デザイン性、清掃のしやすさ、完璧です。
キレイ除菌水(次亜塩素酸)で殺菌してくれます。
テーマは、「デザイン性と掃除がしやすくキレイを保てる」かなと。
便器にフチがなく、ササっと拭き掃除がしやすく、汚れが蓄積しにくくなっています。
デザインに関しては、特に、上位機種のネオレストに関しては近未来感さえ感じます。
どうですか?
「世界よ、これが日本のトイレだ」
日本人がトイレをいかに大切な空間としてきたかを実感出来ます。
余談ですが、ショールームに行った時、大きなデザイン性のあるトイレが置いてありました。
売り物ではないようですが、会社としてそれだけトイレに力を入れているということでしょう!
弱点は、価格です。
他社より高めの設定になっています。
リクシル
あまり真剣にリクシルさんのトイレを見ていなかったです。
すみません。。。
リクシルさんのトイレが微妙というわけではなく、工務店の標準が「Panasonic」だったので、、、というだけです。
リクシルのトイレは「汚れにくいコーティングがしてあって、掃除しやすい」というテーマのようでした。
Panasonic
テーマは「汚れない」だと思います。
自動洗浄機能が付いています。
トイレに洗剤を入れておくタンクがあり、毎回洗剤で掃除をしてくれます。
(洗剤は食器用洗剤を入れます。)
洗剤は3ヶ月くらいもつんだとか。。
もちろん、人が掃除を行う必要はありますが、毎回洗ってくれるのは、ありがたいですね。
フタを開けると、洗剤で泡のクッションを作ってくれるから、立って小用を足しても跳ねない!
立ってしても良いですよ!
と、世の男性には嬉しい機能もあるんですが、我が家は、妻の要望で、それでも座って用を足すことになりそうです。
弱点は、
すごピカ素材が陶器の汚れ落ちには敵わないということ
(一応、公式HPでは陶器より汚れ落ちは良いとされていますが、、、)
すごピカコーティングが剥がれてしまうため、ブラシでゴシゴシ出来ないということ
でしょうか。
ちなみに、洗剤タンクに入れる洗剤もオレンジオイルが入っていると、すごピカ素材のコーティングが剥がれてしまうため、オレンジオイルが入っていないものを選ぶ必要があるそうです。
Panasonic アラウーノS160
弱点は多いものの、TOTOのネオレストの半分ほどの価格で購入できること、陶器じゃなくても意外と評判は悪くないことや掃除の仕方も覚えれば大丈夫だろうということで、PanasonicのアラウーノS160に決めました。
これです。
アラウーノL150になるとフタのデザインが選べます。
他にも色々なオプションが付けられるのですが、個人的なS160とL150の違いはデザインかと思ってます。
それ以外は必要なオプションじゃないって感じます。
デザインをカッコよくして、色を変えたいがために、L150にするのも微妙だしねぇ。。
S160でも色くらい選べるようにしておいて欲しいものですが、その辺は商売なんですかねぇ。。
まとめ
とりあえずアラウーノS160
とりあえず、アラウーノS160にしました。
あとは、値段交渉でL150が安めに入れられるなら、L150にしようと思います。
以前は在庫が余っていれば値引き交渉もできたようですが、昨今の事情でモノ不足で在庫はないようですので、値引きは難しいでしょう。。
おすすめはネオレスト
デザイン、機能、清掃性、どれをとっても完璧です。
自動洗浄はありませんが、キレイ除菌水でなんとかなるでしょう。
さすが、日本のトイレを作ってきた会社です。
トイレ界の徳川家康です。
しかし、我が家は予算の都合上、Panasonicにしました。