レッドチェリーシュリンプの繁殖は難しくない
「レッドチェリーシュリンプの飼育は難しい」
「レッドチェリーシュリンプの繁殖にはこれだ!」
という意見もちらほら見かけますが、結論として、レッドチェリーシュリンプの繁殖は難しくないです。
雌雄のペアさえいれば繁殖して、数匹しかいなかったのが、いつの間にか数えられないくらいの数にまで増えます。
最初の水合わせが大事?
水合わせについても、色々言われていますが、私はペットショップで入れてもらったビニール袋を水槽に浮かべて30分(温度合わせ)、竹串でビニールに穴を2-3箇所開けて30分(水質合わせ)、さらに穴をたくさん追加して30分(ほぼ水槽と同じにする)というやり方で問題なくできています。
(このやり方だと、ペットショップの水槽内に紛れ込んでいる微生物やプラナリアなどが混入してしまう可能性があります。理想的な水合わせは点滴法や少しずつ水槽の水を混ぜていくということになると思います。)
レッドチェリーシュリンプの投入は水が出来上がってから
レッドチェリーシュリンプの飼育で失敗したことがあります。
それは、メダカの飼育開始と同時にレッドチェリーシュリンプも購入して飼育を開始したことです。
初めのうちは元気にしていましたが、1週間後に1匹、その翌日に1匹と亡くなってしまいました。
水槽を始めたばかりの水槽内の水は、まだ生体の排泄物や餌の残りを分解してくれるバクテリアが育っていません。
そのため、水槽立ち上げ後から1週間くらいでそういったものが分解しきれずに蓄積して、水質が変化してしまいます。
換水を小まめにするという方法もあるかもしれませんが、どれくらいの頻度と量を行えばいいのかという問題と、換水自体も水質変化を伴うことを考えると、水槽立ち上げと同時にレッドチェリーシュリンプの飼育を開始することは控えた方がいいと思います。
1ヶ月くらい、メダカのみを飼育してフィルター内と水中のバクテリアを育てた後は、レッドチェリーシュリンプも問題なく育っています。
メスとオスの違い
写真にあるように、成熟したメスは背中に黄色い卵巣が見えます。
卵を産むとお腹にたくさんの卵を抱えて、わしゃわしゃと足を動かしています。
ペットショップでは雌雄を選ぶことはできないと思いますので、8匹くらい買うと、雌雄どちらかに偏るということはないかと思います。
(8匹ともメスの確率 1/256
8匹ともオスの確率 1/256
8匹とも一方の性別になる確率 2/256
8匹中少なくとも1匹は異性がいる確率 254/256
となると思います。)
餌は大事か?
餌が大事という話もありますが、うちでも「エビ、ザリガニのエサ」という餌を時々与えているので、繁殖に必要かどうかは定かではないです。
水草はあった方がいい
これも確かなことではないのですが、レッドチェリーシュリンプが増え始めた少し前に水草を投入しました。
子エビの隠れ家にもなりますし、エビ的にも身を隠すところがあった方が「安心して子供を産める」と決心しやすいのかなと思います。
以上になります。
まとめますと、
- レッドチェリーシュリンプの繁殖は難しくない
- 水槽立ち上げ時の飼育は見送る
- エサは適宜
- 水草はあった方がいいかも
ということでした!
水槽内に赤いレッドチェリーシュリンプがいると目立ってかわいいです。
繁殖後の個体は半分くらいの確率で透明なミナミヌマエビ化したものが生まれてきますが、これはこれでかわいいです!
参考になれば幸いです。